飲食店向けチェアの選び方|耐久性・木材認証の確認ポイント
飲食店で使う椅子は、家庭用よりも高い頻度で使われ続けます。耐久性試験の有無や木材認証など、業務用木製チェアを選ぶ際に確認しておきたいポイントを、実在製品の仕様を参考に整理します。
公開日: 2026-09-12 更新日: 2026-09-12
飲食店の椅子は、一般家庭よりもはるかに高い頻度で使われ続けるため、耐久性やメンテナンス性が選定の重要な観点になります。実在する業務用木製チェアの仕様を参考に、確認しておきたいポイントを整理します。
この記事の要点
- 業務用チェアには、繰り返し衝撃試験等の耐久性評価に合格した製品がある
- 木材の認証(FSC認証等)や環境配慮(グリーン購入法適合)を掲げる製品もある
- 木製・金属フレームのどちらが優れているかは一概に言えず、店舗コンセプトと運用に応じて選ぶ
耐久性の確認ポイント
業務用チェアの中には、繰り返し衝撃試験に合格したことを公式に示す製品があります。アダルの木製フレームチェア「ジャック」は、オーク材フレーム・オーク突板仕上げで、20,000回の繰り返し衝撃試験に合格した「タフマーク認定商品」であることを公式サイトで明示しています。このように、耐久性に関する試験結果の有無は、業務用チェアを選ぶ際の一つの判断材料になります。
木材認証・環境配慮の確認ポイント
同製品はFSC認証(森林認証制度)対応の木材使用、グリーン購入法適合も公式サイトに明記されています。環境配慮を重視する店舗や、公共性の高い施設に近い店舗(自治体関連施設のカフェ等)では、こうした認証の有無も選定基準になり得ます。
木製コントラクト家具という選択肢
より意匠性を重視する飲食店では、天童木工のような成形合板技術を持つメーカーの「コントラクト家具」も選択肢になります。天童木工はホテル・旅館・飲食店向けの実績を持つ木製家具メーカーで、成形合板技術による造形が特徴です(テーブルの選び方は関連コラムの「店舗用テーブルの選び方」も参照してください)。
選定時のポイント
耐久性試験の有無を確認する
繰り返し衝撃試験等、業務用としての耐久性根拠が公式に示されているか確認する
木材認証・環境配慮を確認する
FSC認証・グリーン購入法適合等、店舗のコンセプトに合う認証があるか確認する
清掃・メンテナンス性を確認する
飲食店では汚れ・水濡れへの対応が重要なため、張地・仕上げの清掃のしやすさを確認する
スタッキング性を確認する
レイアウト変更や閉店後の収納が多い店舗では、重ね置き可能なタイプかどうかも確認する
この記事で断定していないこと
- 紹介した製品は、公式製品ページに「飲食店向け」との明記がない場合があります。メーカー全体としては飲食店・ホテル等への導入実績を持つ場合でも、個別製品の想定用途は公式情報の範囲でのみ記載しています
- 木製・金属フレームのどちらが飲食店に適しているかは断定していません
参考資料
執筆
KaguErabi編集部
家具業界での実務知見をもとに、法人向け家具の選び方を調査・整理して発信しています。
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よくある質問
木製チェアと金属フレームのチェア、飲食店向けにはどちらが良いですか?
どちらが優れているとは一概には言えません。木製チェアは意匠性が高く内装との調和がしやすい一方、金属フレームは軽量でスタッキング性に優れる製品が多い傾向があります。店舗のコンセプトと運用(レイアウト変更の頻度等)に応じて選ぶとよいでしょう。
衝撃試験に合格していれば安心して長期間使えますか?
衝撃試験の合格は製品の耐久性の一つの目安になりますが、実際の耐用年数は使用頻度・清掃方法・設置環境によって変わります。JOIFA等が示す標準使用期間も参考にしつつ、定期的な点検を行うことをおすすめします。